ある月曜の朝、わたしは完全に止まっていた。
上司からSlackが来た。「来週のプレゼン、よろしく」。それだけ。
よろしく、って何を?何分で話す?誰向け?聞き返すタイミングも逃して、カーソルだけがチカチカしている。頭の中にはぼんやりしたものがあるのに、言葉にならない。そういうとき、人はわりとやけになる。
わたしはChatGPTに話しかけてみた。
最初は半分バカにしていた
正直に言うと、期待はほぼゼロだった。「SF映画に出てくるやつでしょ」「なんか情報が漏れそう」「それっぽいことを言うだけじゃないの」——そういう気持ちのまま、おそるおそるテキストを打った。
「来週、営業部門向けに新サービスの紹介プレゼンをしなきゃいけないんだけど、何から始めればいいかわからない。助けて。」
送信した瞬間、ちょっと恥ずかしかった。機械に「助けて」と言っている自分が。
3秒後に出てきたもの
前置きなしに、答えが来た。
「わかりました」とか「それは大変でしたね」とか、そういう枕詞はない。営業部門が気にしそうな論点の整理、5スライド構成案、冒頭で使えるフレーズが3パターン——それが画面に並んだ。
思わず声が出た。「え、ちゃんと答えてる……」
10分かけてメモに書き出そうとしていたことが、3秒で目の前に出てきた。これがわたしとAIの最初の接点だった。
翌日、仕事以外のことを聞いてみた
調子に乗って、次の日も開いた。今度は仕事じゃない。
「友達との関係がぎこちなくなってて、どう話しかければいいかわからない」
AIに聞く話じゃないな、と思いながら打った。
返ってきたのは、「こういう状況のとき、相手にどう見られているか不安になることが多い。まず……」という言葉だった。カウンセラーみたいな切り口で、でも説教臭くない。的外れでもない。
AIはジャッジしない。何度聞き直しても怒らない。「こんなこと聞いていいのかな」という遠慮がいらない。それがじわじわと、思いのほか助かった。
3日目にわかったこと
AIは魔法じゃない。使い方次第で化ける道具だ、ということ。
包丁に近い。使い慣れた人の手に渡れば料理になるし、慣れていない人には「刃物こわい」で終わる。でも一度使い始めると、料理に対する見方が変わる——それと同じことが起きた。
変わったのは、AIへの評価じゃなくて、「とりあえず試してみる」という自分の癖だったかもしれない。
読んでいるあなたへ
「難しそう」「自分には関係ない」と思っていても、別にいい。わたしも3日前はそうだった。
ただ、一度だけ試してほしい。難しいことじゃなくていい。最近ちょっと困っていることを、そのまま打ち込んでみるだけでいい。仕事でも、人間関係でも、今日の献立でも。
きっと、あの「え、ちゃんと答えてる……」という感覚を、あなたも3秒後に体験できると思う。
試してみた感想、コメントで教えてください😊



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